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【NTT編】ホームゲートウェイランプの状態でNET不具合の原因がわかる

今日、突然NETがつながらなくなった。よくみるとホームゲートウェイのランプがチカチカ点滅している。これってどう意味?

オカン

さわ

こんにちは 当ブログの管理人さわです。

ホームゲートウェイに限らず通信機器にはいくつかのランプがあって、通信や機器自体の状態を表すインジケーターの役割をしています。今回はNTTホームゲートウェイのランプ状態についてなるべくわかりやすくやり解説します。ランプが表す意味を知ることで、通信不具合の原因を探る手掛かりになります。是非最後まで読んでください。

 

本題に入る前にちょっと自己紹介
わたしは、某大手通信キャリアのメンテナンスを20年間やっていました。その間で約4万軒のご家庭で通信トラブルを解決した経験があります。このブログでは機械が苦手な人に向けてWi-Fiトラブルの解決方法をわかりやすく解説していきます。ぜひ最後まで読んでみてください!

 

このブログの内容
  • ホームゲートウェイの種類を説明
  • ランプの正常な状態を説明
  • よくあるランプ異常の対処方法を解説

 

ホームゲートウェイランプの状態でNET不具合の原因がわかる

ホームゲートウェイの種類

ホームゲートウェイにはいくつかの種類があって、それによってランプの数や種類が変わってきます。大きく分けて5つに分類できます。

  • ONU内蔵型(型番PR-○○○)
  • ONU非内蔵型(RT-○○○)
  • VDSLモデム内蔵型(型番RV-○○○)
  • 小型ONU対応型(RS-○○○/RX-○○○)
  • 光クロス対応型(XG-100)
ホームゲートウェイ前面に書いてある型番を見ればどの型のホームゲートウェイかを見分けることができます。

ちなみに機器前面に記載されている文字の意味は下の通り。

GE-ONUと記載されている部分には他にGV-ONU、VDSLと記載されている事がありそれぞれ内蔵されている通信装置の種類を示しています。

  • GE-ONU・・・通常ONU内蔵
  • GV-ONU・・・ひかりTV対応ONU(映像出力付き)
  • VDSL・・・・VDSLモデム内蔵

通信装置が内蔵されていない型のホームゲートウェイには記載されていません。

PRなどのアルファベットはホームゲートウェイに内蔵されている機能を表しています。続く数字は機器の新しさを示していて300から600までの数字があり、数の大き方が新しい機種です。

最後のイラストでは「XX」で表記している部分はホームゲートウェイを製造したメーカーを表しています。我々ユーザーにはあまり関係ありませんね。

2020年6月現在最新のホームゲートウェイはXG-100という機種です。これは光クロス10Gbps対応のホームゲートウェイなので後継機に関連しない型番が付与されていますね。

 ホームゲートウェイの外観とランプの配置

次にホームゲートウェイの外観とランプの配置を見てみましょう。今回は例としてRT-400/PR-400/RV-440のイラストを記載します。

機器上段の8つのランプはホームゲートウェイ機能のランプです。ONU内蔵・VDSL内蔵ホームゲートウェイにはその他に4つまたは2つのランプが追加されているのがわかります。ホームゲートウェイ機能のランプは全部で8つあります。ただしS300、S340にはオプションランプはありません。

ホームゲートウェイ正常なランプ状態

ここまででホームゲートウェイの形やランプの数などざっくりとご理解いただけたかと思います。ここからは、ホームゲートウェイ機能・ONU機能・VDSL機能に分けて正常なランプ状態の説明をします。

ホームゲートウェイ機能の正常なランプ

ホームゲートウェイ機能の8つのランプのうち、基本的には「電源」「PPP」「ひかり電話」「ACT」「登録」のランプが緑点灯していれば正常に通信できている状態です。

ただし「ひかり電話ランプ」は電話に加入していない場合消灯しています。また「ACT」ランプは通信している時には点滅しますが異常ではありません。

また「PPP」ランプは橙点灯・消灯でも正常な場合があります。

さわ

少しややこしいのですが、「PPP」ランプには例外があって橙点灯・消灯でも正常な場合もあります。下の通りです。

PPPランプ橙点灯

マルチセッション利用時にはPPPランプは橙点灯します。マルチセッションとは2つ以上のプロバイダーと契約して複数のアカウントで同時接続できる機能のことをいいます。主にビジネスなどで使われている接続方法です。

PPPランプ消灯でもつながる

PPPランプの消灯は本来オフライン状態を知らせているのですが、ややこしいことにIPV6(IPoE)接続をしている場合もPPPランプは消灯します。つまりPPPランプが消灯していても正常に接続可能であれば問題なしということになります。

ちなみに
IPV6(IPoE)とは新しいインターネットの接続方法の名前で、ネットワークが混雑しにくいので通信速度が改善されると期待されています。詳しくは今後別の記事で説明したいと思います。
見出しのまとめ
  1. 「電源」「PPP」「ひかり電話」「ACT」「登録」ランプが緑点灯していればOK
  2. その他のランプは電話・無線機能の有無によって変わる
  3. PPPは橙点灯・消灯でも繋がっていれば問題なし

ONU機能の正常なランプ状態

次にONU内蔵型のホームゲートウェイに搭載されているONU機能の正常なランプ状態を説明します。

ONU機能のランプは4つ「認証」「UNI」「光回線」「電源」があります。これらのランプは全部緑点灯しています。「UNI」のみデータ通信を行っている時は点滅します。

この4つのランプで異常ががある場合はONU機能の不具合が考えられますので、下の記事を読んで対処方法を確認してください。

光終端装置ONUのランプ状態でNETの不具合の原因がわかる【NTT編】

VDSL機能の正常なランプ状態

VDSL機能にはランプが2つあります。「VDSL」は緑点灯「FAIL」は消灯が正常です。

よくあるランプ異常の原因と対処方法

よくあるランプ異常と対処方法をまとめました

ルーター電源が消灯している

ルーターに電気が入っていません電源ケーブルがコンセントがちゃんと接続されているか確認しましょう。

アラームが赤点灯している

アラームランプは消灯しているのが正常です。赤点灯している場合は機器に何らかの不具合がある事が考えられます。一旦電源を抜いて10秒後に再度電源を接続してください。復旧しなければ機器の故障が考えられますのでサービス事業者に連絡してください。

PPPが消灯している

先の見出しでも書きましたがPPPが消灯している場合もきちんと接続ができていれば問題ありません。接続できない場合はまず再起動を試して見てください。それでも改善しない場合はホームゲートウェイの設定に問題がある事が考えられます。

さわ

ホームゲートウェイの初期設定に関しては後日別記事をUPします。

ひかり電話が消灯している

このランプはインターネットに直接関係しているわけではありません。ひかり電話に加入していれば緑点灯または緑点滅されるはずです。加入しているにも関わらずランプ消灯している場合は、下記を試してください。

  • 再起動
  • 電話線が接続されているか確認する
  • 電話線の抜き差し

 

認証が緑点灯しない

認証が消灯している場合ホームゲートウェイ自体が不具合を起こしている可能性があります。コンセントを一度抜いて、10秒後に再度電源を投入(再起動)してください。改善しないようであれば利用しているサービス事業者に連絡をしてください。

光回線が緑点灯しない

光回線ランプ消灯している場合は光ケーブルの接続不備が考えられます。ホームゲートウェイと光コンセントの光ケーブルの抜き差しを試して改善するか確認してください。

また光ケーブル自体の不良も考えられます。特に犬や猫などペットを飼われている方はペットが噛んだり引っ張ったりしてケーブルが破損してしまっているケースもあります。その場合は新たに光ケーブルを購入するかサービス事業者に連絡してください。

 

 

さわ

今回はここまで、参考になればうれしいです!
ほな

オカン

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